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関西蒲公英(カンサイタンポポ)



関西蒲公英(カンサイタンポポ)はキク科タンポポ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の近畿地方から沖縄にかけて分布し、野原や道端に生える。
草丈は10~30センチくらいである。
根際から生える葉は倒披針形で羽状に裂け、ロゼット状に広がる。
開花時期は2~5月である。
中空の花茎を出し、舌状花のみから成る花径2~3センチの黄色い頭花をつける。
頭花を包む総包が外側に反り返らないのが西洋蒲公英(セイヨウタンポポ)との違いである。
また、関東蒲公英(カントウタンポポ)と比べると総包がほっそりしている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Taraxacum はアラビア語の「tharakhchakon(苦い草)」からきている。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Taraxacum japonicum


★どことなくほっそりとして繊細な
 イメージ見せる関西蒲公英



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