斑入り宝鐸草(フイリホウチャクソウ) 春の花 2016年05月14日 宝鐸草(ホウチャクソウ)はユリ科チゴユリ属(ディスポルム属)の多年草である。分類体系によっては(APGIII)イヌサフラン科とされる。ディスポルム属はアジアに20種くらいが分布する。日本にも稚児百合(チゴユリ)などが分布し、属名の和名をチゴユリ属という。宝鐸草(ホウチャクソウ)は北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、林の中などの陰地に生える。海外では、サハリン、朝鮮半島、中国にも分布する。斑入り宝鐸草(フイリホウチャクソウ)はその園芸品種である。特徴は、葉に白い斑が入ることである。草丈は30センチから60センチくらいである。地下からまっすぐ伸びた茎は上部で枝分かれし、途中に葉が互い違いにつく(互生)。葉は長い楕円形で、先は尖る。開花時期は4月から5月である。茎の上部にいくつかの花柄を出し、その先に長い釣鐘形の花を垂れ下がるようにつける。茎先に垂れる花も全体が緑がかっている。花被片は内側と外側に3枚ずつある。中には雄しべ6本と雌しべがある。花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。「宝鐸」というのは、お寺の軒先に下がっている風鈴状のもののことをいう。若芽には毒があるので注意が必要である。属名の Disporum はギリシャ語の「dis(二重の)+spora(種子)」からきている。子房の各室に2つの胚珠があることから名づけられた。種小名の sessile は「柄のない」という意味である。園芸品種名の Variegatum は「斑入りの」という意味である。写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の野草展で撮った。学名:Disporum sessile 'Variegatum' ★ひっそりと頭(こうべ)を垂れて宝鐸草 斑入りの葉とて簡素な姿花図鑑植物図鑑ミラーサイト|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E6%98%A5%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E6%96%91%E5%85%A5%E3%82%8A%E5%AE%9D%E9%90%B8%E8%8D%89%EF%BC%88%E3%83%95%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%9B%E3%82%A6%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%82%A6%EF%BC%89" /> -->