寒陽袋(カンヨウタイ) 春の花 2012年04月21日 藪椿(ヤブツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木~高木である。本州の青森県から沖縄にかけて分布する。一般的に椿(ツバキ)と呼ばれ、園芸品種の基本種となっている。寒陽袋(カンヨウタイ)もその園芸品種の1つである。明治時代からある古い品種で、関東で生まれた。樹高は1~3メートルである。立ち性である。葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。開花時期は3~4月である。赤い八重咲きの中輪(花径7~9センチ)をつける。花弁は肉厚で、弁の端は反転する。雄しべは筒しべから割りしべで、旗弁が出ることもある。品種名は中国の故事に出てくる「光を集めて暖を採る空想上の袋」の名前からきている。属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。種小名の japonica は「日本の」という意味である。写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Camellia japonica 'Kanyoutai'★中国の故事に出てくる寒陽袋 椿の名としていまよみがえり花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR