富士菊桜(フジキクザクラ) 春の花 2014年04月20日 豆桜(マメザクラ)はバラ科サクラ属の落葉低木ないし小高木である。日本固有種である。フォッサマグナ要素の植物で、富士山や箱根を中心とした山地に分布する。このため別名を富士桜(フジザクラ)という。富士菊桜(フジキクザクラ)はその園芸品種である。園芸品種ではあるが、原木は実際に静岡県富士宮市の天子岳にあったもので、1962年に発見された。その後、1977年に同市の大石寺に移植され、1981年に品種登録された。特徴は名前の通り菊咲きをすることである。樹高は2メートルから5メートルくらいである。葉は小形の倒卵形ないし卵形で、互い違いに生える(互生)。葉の先は鋭く尖り、つけ根は円形ないし楔形である。縁には鋭い重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。柄は長さが1センチくらいで軟毛が生える。表面にも裏面にも毛が生える。開花時期は4月である。葉の展開に先立って開花する。花の色は白く、花弁数は50枚から300枚くらいある。花径は3センチ前後の中輪である。萼片は幅の広い三角形、萼筒は太い鐘形である。属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。種小名の incisa は「鋭く裂けた」という意味である。写真は4月に富山県中央植物園で撮った。学名:Prunus incisa 'Fujikikuzakura'★小さくも菊咲きをする富士桜 華麗ながらも自然の溢れ花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E6%98%A5%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E8%8F%8A%E6%A1%9C%EF%BC%88%E3%83%95%E3%82%B8%E3%82%AD%E3%82%AF%E3%82%B6%E3%82%AF%E3%83%A9%EF%BC%89" /> -->