着せ綿(キセワタ) 夏の花 2012年08月17日 着せ綿(キセワタ)はシソ科メハジキ属の多年草である。北海道から九州にかけて分布し、山地の草原に生える。海外では、朝鮮半島、中国、中国東北部、ウスリー地方などにも分布する。和名の由来は、白い毛が花を覆っている様子を「花に着せた綿」に見立てたものである。環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。葉の質は紙質で、粗い毛が生える。近縁種の目弾き(メハジキ)の場合は葉が切れ込む。開花時期は7~9月くらいである。上部の葉の脇に段状に数個ずつ淡い紅紫色をした花をつける。花冠は筒状で、先は唇形に裂ける。上の唇の上部には白い毛が生える。下の唇は3つに裂ける。花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。属名の Leonurus はギリシャ語の「leon(ライオン)+oura(尾)」からきている。長い花序の形から名づけられた。種小名の macranthus は「大きな花の」という意味である。写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。学名:Leonurus macranthus★着せ綿の姿はどこか愛らしく 産毛なりやと花に見入って花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E7%9D%80%E3%81%9B%E7%B6%BF%EF%BC%88%E3%82%AD%E3%82%BB%E3%83%AF%E3%82%BF%EF%BC%89" /> -->