天狗鍬形(テングクワガタ) 夏の花 2013年07月25日 天狗鍬形(テングクワガタ)はゴマノハグサ科クワガタソウ属の多年草である。分類体系によってはオオバコ科とされる。北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地や亜高山の湿った草地や林の縁などに生える。海外では、北半球の亜寒帯に広く分布する。和名の由来は、長い雄しべを天狗の鼻にたとえたものである。「鍬形」の名は、実につく萼を兜飾りの鍬形にたとえたものである。別名を這い鍬形(ハイクワガタ)という。草丈は10~20センチくらいである。茎の下部は地を這って広がる。葉は長さ7~15ミリくらいの楕円形で、向かい合って生える(対生)。葉には柄はなく、葉の先は丸い。葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)はほとんどない。上部の葉は互い違いに生える(互生)。開花時期は6~8月である。茎の上部に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径5~7ミリくらいの淡い青紫色の花を疎らにつける。花冠は4つに裂けて皿形に開く。下の1枚の裂片がやや小さく、色も薄い。花冠の内側には濃い紫色の筋が入る。萼片は4枚、雄しべは2本、雌しべは1本である。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。属名の Veronica は聖者ベロニカに捧げられた名である。種小名の serpyllifolia は「イブキジャコウソウのような葉の」という意味である。亜種名の humifusa は「地面に広がった」という意味である。写真は6月に上高地で撮った。学名:Veronica serpyllifolia subsp. humifusa★縦縞の花の模様がチャーミング 小さいけれど天狗鍬形花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E5%A4%A9%E7%8B%97%E9%8D%AC%E5%BD%A2%EF%BC%88%E3%83%86%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%AF%E3%83%AF%E3%82%AC%E3%82%BF%EF%BC%89" /> -->