凌霄花(ノウゼンカズラ) 夏の花 2016年08月22日 濡れそぼり佇むごとく凌霄花凌霄花(ノウゼンカズラ)はノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属(カンプシス属)の蔓性落葉低木である。カンプシス属は本種とアメリカ凌霄花(アメリカノウゼンカズラ)の2種が分布する。本種が代表種で、属名の和名はノウゼンカズラ属という。本種の原産地は中国である。中国では、古くから薬用として使われていた。中国名は凌霄花(lingxiaohua)という。凌には「しのぐ」、霄には「そら」の意味がある。「天を凌ぐほど高く登る花」という意味になる。日本へは平安時代かそれより古い時代に渡来した。918年に刊行された最古の薬学書「本草和名」(深根輔仁撰)に記載がある。和名は、中国名に日本での古名である乃宇世宇(のうせう)を充てたものである。樹高は2メートルから5メートルくらいである。幹から気根を出して樹木やフェンスなどを這い登る。葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)。3対から6対の小葉からなり、先に1枚の小葉がつく。小葉の形は細長い卵形で、先は細長く尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は6月から9月である。オレンジ色の大きい漏斗状の花をたくさんつける。 花径は5センチから10センチくらいで、花冠の先は5つに裂ける。雨や曇の日が続くと、花や蕾が落ちやすくなる。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。俳句の季語は夏である。花言葉は「名誉」である。8月19日の誕生花である。近年はアメリカ凌霄花(アメリカノウゼンカズラ)と交配した園芸品種が販売されており、赤のより濃いものや桃色、黄色などのものもある。属名の Campsis はギリシャ語の「campsis(湾曲)」からきている。雄しべが弓形をしていることから名づけられた。種小名の grandiflora は「大きな花の」という意味である。写真は6月に向島百花園で撮った。学名:Campsis grandiflora★艶やかに凌霄花濡れそぼり 絡むともなく立ちすくみおり花図鑑植物図鑑ミラーサイト|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E5%87%8C%E9%9C%84%E8%8A%B1%EF%BC%88%E3%83%8E%E3%82%A6%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%82%BA%E3%83%A9%EF%BC%89" /> -->