立寒椿(タチカンツバキ) 冬の花 2011年11月23日 寒椿(カンツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木である。山茶花(サザンカ)を母種としたカンツバキ群の園芸品種である。枝が横に広がる傾向がある。これに対して枝が上に伸びるものは、立寒椿(タチカンツバキ)といって区別をする。庭園樹や公園樹などに利用される。樹高は3~5メートルくらいである。葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。葉の先は尖り、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。葉の色は暗い緑色で艶がある。開花時期は11~2月くらいである。花の色は紅色で、花径8センチくらいの八重咲きである。属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。種小名の hiemalis は「冬季の」という意味である。写真は11月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。学名:Camellia x hiemalis 'Tachikantsubaki'★咲き時は今か今かと待ちかねて 大輪開く立寒椿花図鑑植物図鑑PR