青花藤袴(アオバナフジバカマ) 秋の花 2011年09月16日 青花藤袴(アオバナフジバカマ)はキク科コノクリニウム属の多年草である。以前はヒヨドリバナ属(ユーパトリウム属)に分類されていた。このためユーパトリウムの名でも流通している。また、学名のコノクリニウム・コエレスティウムで表示するものもある。原産地は北アメリカや西インド諸島で、川沿いや湿った草地に生える。草丈は40~80センチくらいである。地下茎を伸ばして増える。葉は三角状の卵形で、向かい合って生える(対生)。葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は7~10月である。よく枝分かれをし、茎先にアゲラタムに似た青紫色の花(頭花)を散房状(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)にたくさんつける。花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。英名はミストフラワー(mistflower)である。洋種藤袴(ヨウシュフジバカマ)の名も用いられている。属名の Conoclinium はギリシャ語の「konos(円錐形の)+klinion(小さなベッド)」からきている。種小名の coelestinum は「青色の」という意味である。写真は9月に埼玉県三郷市で撮った。学名:Conoclinium coelestinum★爽やかなブルー際立つ藤袴 彼方の国は瞳も青く花図鑑植物図鑑PR