縷紅草(ルコウソウ) 秋の花 2011年09月08日 縷紅草(ルコウソウ)はヒルガオ科サツマイモ属の蔓性多年草である。分類の仕方によってはルコウソウ属とされる。寒さに弱いので、園芸上は一年草として扱われる。原産地は南アメリカである。草丈は40~50センチくらいである。葉は羽状に深く裂け、糸のように細かい。開花時期は8~10月である。細い筒状で先が星状に浅く5つに裂けた真紅の花をつける。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。近縁種に、葉に切れ込みがない丸葉縷紅草(マルバルコウソウ)がある。また、両者が交雑育成されたのが羽衣縷紅草(ハゴロモルコウソウ)である。俳句の季語は夏である。属名の Ipomoea はギリシャ語の「ips(芋虫)+homoios(似た)」からきている。物に絡みついて這い登る性質からから名づけられた。種小名の quamoclit はギリシャ語の「kyamos(豆)+clitos(低い)」からきており、マメのように蔓性で背丈が低いという意味から名づけられた。写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。学名:Ipomoea quamoclit★小さくも真っ赤に燃える縷紅草 陽射しに映えるパッションの色花図鑑植物図鑑PR