岩蓬(イワヨモギ) 秋の花 2012年09月10日 岩蓬(イワヨモギ)はキク科ヨモギ属の多年草である。本来の自生地は北海道で、海岸や山地の岩場に生える。海外では、朝鮮半島、中国、シベリア南部などにも分布している。環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。しかし、一方では、外来種と思われるものの帰化が日本各地で進行しているという。草丈は50~100センチくらいである。茎のつけ根は木質化し、よく枝分かれをする。葉は2回羽状複葉である。鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成されるのが羽状複葉だが、これをもう1回繰り返して1枚の葉となる。開花時期は9~10月である。茎先や上部の葉の脇に淡い黄緑色の目立たない頭花をたくさんつける。花径は3ミリくらいである。花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。アイヌの人びとは葉や花を煎じて風邪や腹痛の治療薬とする。属名の Artemisia はギリシャ神話の女神「アルテミス(Artemis)」からきている。この属の植物が婦人病に効くということから名づけられた。種小名の iwayomogi は日本名からきている。写真は9月に北大植物園で撮った。学名:Artemisia iwayomogi(=Artemisia sacrorum)★北国に緑届ける岩蓬 外国産の帰化が始まり花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E7%A7%8B%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E5%B2%A9%E8%93%AC%EF%BC%88%E3%82%A4%E3%83%AF%E3%83%A8%E3%83%A2%E3%82%AE%EF%BC%89" /> -->