河原蓬(カワラヨモギ) 秋の花 2012年09月09日 河原蓬(カワラヨモギ)はキク科ヨモギ属の多年草である。本州から沖縄にかけて分布し、海岸や河原の砂地に生える。海外では、朝鮮半島、台湾、中国にも分布する。草丈は30~100センチくらいである。茎の下部は木質化をする。葉は1~2回羽状に深く裂け、互い違いに生える(互生)。葉は糸状に細かく裂けている。花のつく茎の葉には毛はなく、花のつかない茎の葉には白い絹毛が生える。開花時期は9~10月である。茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、花径2ミリくらいの小さな緑色の頭花をたくさんつける。花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。頭花を乾燥させたものを生薬で茵陳蒿(いんちんこう)といい、苦味があって利胆、利尿薬などに用いられる。属名の Artemisia はギリシャ神話の女神「アルテミス(Artemis)」からきている。この属の植物が婦人病に効くということから名づけられた。種小名の capillaris は「細い毛のような」という意味である。写真は9月につくば植物園で撮った。学名:Artemisia capillaris★コスモスを思わすようにちりちりと 裂けた葉っぱが風にゆらゆら花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E7%A7%8B%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E6%B2%B3%E5%8E%9F%E8%93%AC%EF%BC%88%E3%82%AB%E3%83%AF%E3%83%A9%E3%83%A8%E3%83%A2%E3%82%AE%EF%BC%89" /> -->