金梅草(キンバイソウ) 夏の花 2011年08月13日 金梅草(キンバイソウ)はキンポウゲ科キンバイソウ属の多年草である。日本固有種である。本州の中部地方と伊吹山に分布し、山地から亜高山の林の縁や草地に生える。草丈は40センチから100センチくらいである。葉は円形で深く裂ける。葉には艶がある。開花時期は7月から8月である。枝分かれをした茎先に、花径4センチくらいの黄色ないし黄橙色の花を1輪ずつつける。花弁のように見えるのは萼片で、普通は5枚ある。萼片と雄しべの間に長さ2センチくらいの線形の花弁が8枚から18枚くらいある。花弁は雄しべより長く、近縁種の信濃金梅(シナノキンバイ)は花弁が短い。花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)の集合果である。和名の由来は、黄金色をした梅に似た花をつけることからきている。属名の Trollius はドイツ語の「Trollblume(セイヨウキンバイソウ)」からきている。種小名の hondoensis は「本州の」という意味である。写真は8月に伊吹山で撮った。学名:Trollius hondoensis★美しい花の姿にはっとする よく似た花を思い浮かべつPR