西洋薄荷(セイヨウハッカ) 夏の花 2011年08月07日 西洋薄荷(セイヨウハッカ)はシソ科ハッカ属の多年草である。英名のペパーミント(peppermint)のほうが通りがよいかもしれない。ヨーロッパ原産の帰化植物である。草丈は30~100センチくらいである。葉は楕円形ないし卵形で、向かい合って生える(対生)。葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は7~9月である。淡い紫色の花を穂状につけるか輪生させる。花冠は唇形で、雄しべ4本と雌しべ1本がある。花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。全草にメントール(menthol)を含む。属名の Mentha はギリシャ神話に登場するニンフ「メンテ(Menthe)」の名からきている。種小名の piperita は「コショウ属のような」という意味である。写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。学名:Mentha piperita★傍に来てペパーミントのこの香り 楽しんでねと花は囁き花図鑑植物図鑑PR