サルビア・プラテンシス 夏の花 2011年08月06日 サルビア・プラテンシスはシソ科アキギリ属の多年草である。原産地は地中海沿岸地方である。英名はメドーセージ(meadow sage)である。メドーは「草地」を意味する。日本ではグラニチカ種(Salvia guaranitica)をメドーセージとして流通させてしまったが、本来は異なる。草丈は60~100センチくらいである。葉は長い卵形で、向かい合って生える(対生)。葉の表面はざらつき、縁は波状となる。開花時期は5~8月くらいである。茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、濃い青紫色の唇形をした花をつける。花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。種小名の pratensis は「草原に生える」という意味である。写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。学名:Salvia pratensis★これこそが紛うことなきメドーセージ 花の蒼さを味わいながら花図鑑植物図鑑PR