蝦夷刺草(エゾイラクサ) 夏の花 2012年08月29日 蝦夷刺草(エゾイラクサ)はイラクサ科イラクサ属の多年草である。北方領土を含む北海道から本州の岡山県にかけて分布し、山地の林の中や沢沿いの湿地に生える。海外では、シベリア、カムチャツカ、サハリンなどにも分布する。草丈は50~180センチくらいである。茎は赤味を帯び、角張っていて、棘状の毛が下向きに生える。葉は卵形で、2枚ずつ向かい合って生える(対生)。縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。葉も棘状の毛で覆われ、触ると痛い。開花時期は7~9月である。雌雄異株(ときに同株)である。花の色は緑色である。花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。若芽は山菜として食べることができる。アイヌの人びとは、茎から繊維を取り出して糸をつくり、織物の材料とした。属名の Urtica はラテン語の「uro(ちくちくする)」からきている。種小名の platyphylla は「広い葉の」という意味である。写真は9月に北大植物園で撮った。学名:Urtica platyphylla★役に立つ草だったんだ刺草は 薬にもなり糸にもなって花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E8%9D%A6%E5%A4%B7%E5%88%BA%E8%8D%89%EF%BC%88%E3%82%A8%E3%82%BE%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%B5%EF%BC%89" /> -->