壺珊瑚(ツボサンゴ) 夏の花 2011年07月17日 壺珊瑚(ツボサンゴ)はユキノシタ科ツボサンゴ属の常緑多年草である。原産地は北アメリカである。合衆国のアリゾナ州からメキシコの北部にかけて分布し、岩礫地に生える。草丈は30~50センチくらいである。根際から生える葉は心形ないし円形で、縁には浅い切れ込みがある。開花時期は5~7月である。長く伸びた茎先に、濃い紅色をした花径7ミリくらいの鐘形の花をたくさんつける。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。多くの園芸品種が開発されている。属名のヒューケラの名でも流通している。英名はコーラルベル(coral bells)である。「珊瑚の鐘」という意味になる。属名の Heuchera はドイツの植物学者「ハイホー(Heucher)さん」の名からきている。種小名の sanguinea は「血のように赤い」という意味である。写真は7月に北大植物園で撮った。学名:Heuchera sanguinea★鐘形の小花をつけて壺珊瑚 暑いところがちと苦手なの花図鑑植物図鑑PR