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宝冠木(ホウカンボク)



宝冠木(ホウカンボク)はマメ科ブロウネア属の常緑小高木である。
分類体系によってはジャケツイバラ科とされる。
ブロウネア属は中南アメリカに30種くらいが分布する。
属名の読み方は「ブラウネア」とするものもある。
本種の原産地はトリニダード・トバコ、ベネズエラ、ガイアナ、ブラジルである。
熱帯地方の各地で花木として植えられている。
学名のブロウネア・コッキネアで表示するものもある。
樹高は3~6メートルくらいである。
葉は偶数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は長い楕円形で、下に垂れる。
開花時期は周年である。
花は幹に直接つく幹生花である。
花の色は朱赤色で、石楠花(シャクナゲ)に似た感じでボール状に集まってぶら下がる。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
近縁種に大宝冠木(オオホウカンボク)がある。
属名の Brownea はアイルランドの植物学者「ブラウン(Patrick Browne, 1720-1790)さん」の名からきている。
種小名の coccinea は「赤い」という意味である。
写真は2月に新宿御苑で撮った。
学名:Brownea coccinea

★玉と咲く宝冠木は暗がりに
 溶け込むような朱の色をして




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ピングイクラ・モクテズマエ



ピングイクラ・モクテズマエはタヌキモ科ムシトリスミレ属の常緑多年草である。
原産地はメキシコである。
1994年にメキシコ中部のモクテスマ(Moctezuma)渓谷で、ダム建設調査の際に発見された。
ダム建設によって自生地が水没し、絶滅したと言われている。
草丈は10センチくらいである。
葉は細長いひも状で、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
葉は粘質で、表面の細かな腺毛から粘液を出して虫を捕まえる。
開花時期はほぼ周年である。
花径2~3センチの紅紫色の花を咲かせる。
花冠は5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
交配により多くの園芸品種が生まれている。
属名の Pinguicula はラテン語の「pinguis(やや脂肪性の)」からきている。葉の面の脂肪光沢が強いためと思われる。
種小名の moctezumae はメキシコ中部の「モクテスマ(Moctezuma)渓谷の」という意味である。
写真は10月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Pinguicula moctezumae

★発見はごく最近のことという
 ピングイクラの花愛らしく




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ムッサエンダ・クイーンシルキット



ムッサエンダ・フィリピカはアカネ科コンロンカ属の常緑小低木である。
原産地はフィリピンやニューギニアである。
クイーンシルキット(Queen Sirkit)はその園芸品種である。
樹高は1~3メートルくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は周年である。
特徴は花弁状の大きな萼片がピンクになることである。
筒状をした小さな黄色い花が咲く。
花は開くと星形になる。
属名の Mussaenda はスリランカでの現地名からきている。
種小名の philippica は「フィリピンの」という意味である。
品種名の Queen Sirkit はタイのシルキット王女の名からきている。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Mussaenda philippica 'Queen Sirkit'

★ふんわとピンクに染まる萼の色
 気品に満ちたクイーンシルキット




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天人花(テンニンカ)

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天人花(テンニンカ)はフトモモ科テンニンカ属の常緑低木である。
原産地は台湾、中国の南部、フィリピン、マレーシア、インドネシア、インドなどである。
日本では沖縄で野生化している。
また、温室で栽培される。
樹高は3~5メートルくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、白い毛が生える。
開花時期は4~6月くらいである。
温室では周年開花をする。
花径2~3センチの芳香のあるピンクや紫色の5弁花をつける。
花の色は数日で退化し白っぽくなる。
花の後にできる実は直径1~2センチの液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、黒紫色に熟し食べられる。
種小名の tomentosa は「密に細かな綿毛のある」という意味である。
属名の Rhodomyrtus はギリシャ語の「rhodon(バラ)+Myrtus(ギンバイカ属)」からきている。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Rhodomyrtus tomentosa


★ぼってりと花に厚味があるようだ
 どんな味かな南の果実




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パッシフローラ・ペルフォリアタ



パッシフローラ・ペルフォリアタはトケイソウ科トケイソウ属の蔓性常緑多年草である。
原産地はジャマイカである。
草丈は2~4メートルになる。
葉が貫生葉(対生する葉のつけ根の部分が発達して互いにくっつき、茎が葉を突き抜けたように見えるもの)なのが特徴である。
開花時期は5~10月くらいである。
温室では周年開花をする。
花径は4~6センチくらいあり、花の色は濃い紅紫色である。
萼片と花弁がそれぞれ5枚ずつある。
近縁種には萼片と花弁が同じ色と形のものがあるが、本種は明らかに大きさが異なる。
副花冠が水平に放射状に開き、時計の文字盤のように見える。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Passiflora はラテン語の「flor della passione(情熱の花)」からきている。雌しべの柱頭をはりつけにされたキリストにたとえ、放射状の副花冠をキリストの後光にたとえた。
種小名の perfoliata は「茎が葉を貫いたような」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Passiflora perfoliata


★いろいろな仲間があるね時計草
 ペルフォリアタは葉っぱに個性




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