鮹の足(タコノアシ) 秋の花 2012年09月03日 鮹の足(タコノアシ)はユキノシタ科タコノアシ属の多年草である。かつてはベンケイソウ科に分類されていた。分類体系によってはタコノアシ科とされる。本州から九州にかけて分布し、沼や河原などの湿地に生える。海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。生育地の減少によって数が減りつつある。環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。草丈は30~100センチくらいである。茎は直立し、無毛で紅色を帯びる。葉は細長い披針形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は8~9月である。茎先から外側に反った穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を数本出し、内側に黄白色の小さな花をたくさんつける。この様子を吸盤のある「鮹の足」に見立てたのが名の由来である。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。実が熟すころには全草が紅色に染まり、「ゆで蛸」のようになる。別名を沢紫苑(サワシオン)ともいう。属名の Penthorum はギリシャ語の「pente(5)++horos(特徴)」からきている。花が五数性であることから名づけられた。種小名の chinense は「中国の」という意味である。花の写真は8月につくば植物園で撮った。実の写真は11月につくば植物園で撮った。学名:Penthorum chinense★どことなくユーモラスだね鮹の足 秋の陽受けて真っ赤に染まり花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E7%A7%8B%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E9%AE%B9%E3%81%AE%E8%B6%B3%EF%BC%88%E3%82%BF%E3%82%B3%E3%83%8E%E3%82%A2%E3%82%B7%EF%BC%89" /> -->