金盞花(キンセンカ) 春の花 2012年04月13日 金盞花(キンセンカ)はキク科キンセンカ(カレンジュラ)属の一年草もしくは越年草である。秋播きで春に開花するが、8月播きの早生系は年内に楽しむことができる。原産地はヨーロッパ南部で、特にカナリア諸島には約20種が分布する。日本へは江戸時代の末に中国から渡来した。草丈は30~60センチくらいである。茎は直立をし、よく枝分かれをする。葉はへら状で、互い違いに生える(互生)。開花時期は10月~5月と長い。一般に見かけるのは3月ごろからのものが多い。花の色は黄色、オレンジ色、クリーム色などである。花径は7~12センチくらいである。一重咲きのものと八重咲きのものがある。日の出とともに開き夜には花を閉じる。花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。和名は中国名の「金盞花」を日本語読みしたもので、「盞」には盃の意味がある。花の色と形を「金の盃」にたとえたものである。英名はポットマリーゴールド(pot marigold)である。ヨーロッパでは、古くから食用や薬用(虫さされの薬)として使われてきた。俳句の季語は春である。属名の Calendula はラテン語の「Calendae(毎月の第1日)」からきている。どの月の初めにも咲いているほど花期が長いということから名づけられた。種小名の officinalis は「薬用の」という意味である。写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Calendula officinalis★真っ直ぐに空を見上げて金盞花 燃える思いを忘ることなく☆金盞花君への想い果てしなく ただひたすらに共にあれかし花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR