島玉心花(シマギョクシンカ) 春の花 2012年04月02日 島玉心花(シマギョクシンカ)はアカネ科ギョクシンカ属の常緑低木である。小笠原諸島の固有種で、父島、母島に分布する。和名の由来は、玉のように咲く花序の形からきている。環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。樹高は1~2メートルである。葉は楕円形で、枝先に集まって向かい合って生える(対生)。葉は濃い緑色で艶があり、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。開花時期は3~4月である。枝先に集散花序(枝先に花がつき、その下から枝が出て花をつけることを繰り返すもの)を出し、白い小さな花を球状につける。花弁数は5枚である。花には白粉のような独特の香りがある。花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、12月頃に黒紫色に熟する。九州南部や沖縄に近縁種の玉心花(ギョクシンカ)が分布する。属名の Tarenna の由来は不明である。種小名の subsessilis は「無柄に近い」という意味である。写真は3月に夢の島熱帯植物館で撮った。学名:Tarenna subsessilis★独特の香りで蝶を招きよす 島玉心花は薄暗がりに花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR